妊娠の診断について

妊娠診断薬
先日某有名タレントが美人の奥さんと赤ちゃんを連れてテレビのインタビューに答えていました。

やっとできた赤ちゃんなので嬉しくて嬉しくて、微笑ましい光景でした。

妊娠したときのエピソード。

「生理が遅れたので、すぐ妊娠診断薬を買ってきて調べたら反応が薄く出ていました。

そこで薬局で売っている各社の診断薬を全部買いに行かせて、毎日調べたんです。

そしたら反応がだんだん濃くなってついに本当のプラスになったんですよ」。

お金持ちは違いますね。

本当に嬉しかったんでしょう。

妊娠診断薬というのは妊娠してできた胎児を包んでいる絨毛膜(将来胎盤になる部分)の細胞から分泌されるHCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンを測定するもので、通常は尿HCGを検出するものです。

製品によって感度は異なりますが、早ければ排卵から14-16日に陽性となります。

ということは、予定の生理が遅れると間もなく判定可能と言うことになります。

ところが、排卵が遅れるとそれだけ妊娠反応が陽性になるのも遅れるわけで、この点注意が必要です。

尿中のHCGは通常定性試験なので、時に判定が難しくなります。

血中のHCGの方が定量出来るのでより判定が正確となりますが病院・医院で検査を受けることになります。

定性検査は意外に判定が難しいもので、市販検査法の判定で時々困ったことも起きるのです。

迷ったときは必ず医師に相談して下さい。

体内のホルモンが影響することもありますし、稀には特殊な病気でこのホルモンが分泌されることもあるのです。

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「患者を見たら妊娠と思え」
現在は妊娠診断薬が便利になりましたし、医師は妊娠5週から超音波を使って正確な診断が出来るようになりました。

むかし、想像妊娠という言葉がありました。

若い女性が、妊娠を強く望んでいる場合、逆に妊娠を強く恐れている場合に生理が止まり、お腹が膨れてくるのです。妊娠4−5ヶ月の大きさになって、医師のもとを訪れて「妊娠じゃないよ」といわれるとしゅーっとお腹が縮んでしまうという嘘のような本当の話がありました。

時に医師もころりとだまされて妊娠だと思いこんでいたら違っていたということもありました。

反対に「絶対に妊娠などしていない」と言い張る女性が後に妊娠していることが判り医師が恥をかくこともありました。

そんなわけで我々が若い頃は先輩の先生から「患者を見たら妊娠と思え」と教えられたものです。

現在は妊娠診断薬や超音波のおかげで医師も助かっています。

それでも稀にBBT(基礎体温表)がきれいな二相性を示して、生理様の出血があるのに実は妊娠していたというケースにぶつかることもあります。

「排卵はいつですか?」
「おめでたです。よかったね」というと真剣な顔つきで「先生、排卵はいつですか?○月○日と○月X日のどちらですか?」

と尋ねる患者さんがいます。

AとBのどちらの子か指を折って勘定しているのです。

計算して教えると「ちっ」と舌打ちする人もいます。結婚している人にもあるので、あきれてしまいます。