このページでは不妊症の原因、診断法、治療法について説明します。
 
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ART平成17年度成績UPです

腹腔鏡下手術の様子
腹腔鏡下手術の様子

 赤ちゃんが欲しい、この願いは他人には判らないものです。

切実に悩んでおられる方、まずBBT(基礎体温、婦人体温計)を計って

毎日記録して下さい。

一ヶ月ほど記録したら当院のような専門施設に受診して下さい。

不妊症の原因と治療法 おおまかにいうと次のようになります

卵がでない(排卵がない) ホルモン検査-->排卵誘発剤
精子がない (薬)-->人工授精-->体外受精(顕微授精)
卵管がつまっている 手術-->体外受精
卵管と卵巣の間に癒着がある 腹腔鏡手術-->体外受精
子宮内膜に異常がある 子宮鏡下手術、ホルモン治療
子宮の形がおかしい 子宮鏡下手術

可世木病院の診断・治療の方針

 できるだけ自然にと思っています。内視鏡を用いた診断や治療を充実させているのも

 そのためです。

 体外受精などは以下の方々にお勧めしています。

 1.既に他の病院で検査治療を行っても妊娠せず来院した方。

 2.人工授精を7-8回行っても妊娠しない方。

 3.卵管が閉塞している、腹腔鏡で子宮・卵管の癒着が特にひどい方。

 4.精子がとても少ない方。

 5.年齢的に余裕がなく、たいへん急いでいる方。

 対象年齢は強いご希望が有れば45歳まで行っています。高齢は成績が良くありません。

不妊症の検査法

HSG(子宮卵管造影) レントゲン検査で造影剤により卵管子宮をチェック
ルビンテスト(通気通水) 卵管の通過性をみる
子宮内膜の検査 麻酔をかけて内膜をチェックする
各種のホルモン検査 主に血液、時に尿
免疫学的な検査、感染症の検査、染色体検査
男性の精液の検査
腹腔鏡検査 

   全身麻酔。おへその直下からスコープを入れて観察する。

   異常が有ればその場で手術をします
    (癒着をはがす、内膜症を除去する、筋腫を取るなど)。

   入院3−5日。

**可世木病院では1969年から腹腔鏡を開始、
   約3000例の経験を持っています。

子宮鏡検査 膣の方から子宮の中を観察する。子宮内膜、卵管の検査。

 

内視鏡下手術  

腹腔鏡下手術 子宮・卵管周囲の癒着をはがす。子宮筋腫や卵巣のうしゅを切除する。

子宮鏡下手術 子宮筋腫(子宮内腔に発育したもの)や子宮中隔を切除する。

子宮鏡で手術をした例(お腹を切らない)
子宮中隔手術前
中隔切除後

 

ART (人工授精、体外受精・顕微授精など)

人工授精(AIH-夫の精子を子宮内に注入する)

体外受精 人工授精は7-8回で成功しなければその後は妊娠率が下がるので体外受精を勧めます。--->4〜5回 

 手順

 卵巣を誘発剤で刺激して同時に数個の卵子を採取します。(OPU)

  (追加) 必ず麻酔をしますからご安心下さい。

 精子と受精させ、2-3日後に子宮内に戻します。(ET)

 着床するようにホルモン剤を使います。

 ETあたりの妊娠率は30〜40%位(45歳前後まで行っています)。--->30〜45%

 費用は健康保険が使えないので30万円くらいかかります。--->35〜40万円

顕微授精顕微授精の写真がご覧いただけます

 上記と同様に採取した卵子に細い針を用いて精子をひとつ注入します。

 精子の数が少ないとき、なかなか受精しないときに用います。

 費用は35万円くらいかかります。

凍結卵

 受精を確認したら凍結保存しておくことが出来ます。

 たくさん受精した場合、通常ETは3個までとしていますから、残りは

 保存して後ほど戻すことが出来ます。

 卵巣が過剰に反応して危険性のある患者さん(PCO)の場合には

 全部凍結保存して別の月経周期に戻します。

TESE

 精巣で精子が作られても外に出てこない場合に、精巣から採取した精子を

 用いて顕微授精する方法です。動いている精子が有れば好成績です。

**ありがたいことに当院の体外受精はかなり好成績です。日曜・祝日にも

 休まず働いている医師・生殖医療担当の技師さんたちの努力のおかげです。

BT

 採卵後、通常は2-3日で戻しますが、なかなか妊娠しない方の場合に5日目

 (胞胚期のステージ)に戻す方法も行っています。



ART平成17年度成績

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