| 体外受精について |
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体外受精(IVF)とは、「試験管のなかでの受精」in vitro fertilizationを意味します。
体外受精についてはかなり一般的になりその方法も理解されるようになりましたが、それでもなお誤解をしている方や人工授精と混同している方もあります。
日本では不妊カップルは140万組あり、その内30-50万組が治療を受けていると言われています。
不妊治療を受けている人の13%が生殖補助医療(ART)といわれる体外受精・顕微授精などを受けています。
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| 体外受精とはどのように行われるのでしょうか? |
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体外受精の手順は判りやすくいえば、ちょうど良く発育した卵を排卵直前の卵巣から採って精子と体の外で受精させ、受精した卵(これを胚といいます)を子宮に戻すことです。
この過程をIVF-ET(体外受精―胚移植;in vitro fertilization-embryo transfer)といいます。
成功率を上げるためには粒の揃った良い卵をそろえる、採った卵を良い環境で培養し受精させる、子宮に戻してからうまく着床維持するようにする、などの条件が大切になります。
そのために費用と時間がかかることになります。 |
| 顕微授精に関して |
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卵巣刺激や採卵などは体外受精と同じことをするのですが、違いは採取した卵子に細い針を用いて精子をひとつだけ注入する方法です。
精子の数が少ないとき、動きの悪いとき、なかなか受精しないときに用います。
費用は通常の体外受精より5万円余分に必要になります。
射精精液中の精子ばかりでなく,精巣上体や精巣内精子を用いた顕微授精も行っています。
無精子症の症例でも精巣上体精子吸引法(MESA)や精巣内精子回収法(TESE)により運動精子が得られる症例にはこれらの精子を用いた顕微授精も行っています。
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| 胚移植(ET:embryo transfer) |
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正常に発育した胚を,医師が細いチューブを用いて子宮内に移植することを胚移植(ET)といいます。
採卵後2,3日目に移植する分割期胚移植(Day2,3ET)と5,6日目に胚盤胞移植(BT:blastocyst transfer)があります。
BTは,胚を胚盤胞と呼ばれる段階まで育てた後に移植する方法で、良好な胚を選別するのに適しています。
しかし、胚盤胞移植では,胚盤胞にならなかった場合には移植することができません。
日本産科婦人科学会や日本生殖医学会では,胚移植の個数は原則的に1個としています。ただし,
年齢が高い場合や前回の胚移植で妊娠されなかった場合などには2個胚移植も許容されています。
そのためたくさん受精した方や、卵巣が過剰に反応して危険性のある患者さんの場合には凍結保存して別の月経周期に戻す凍結胚移植も行っております。
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